­
01月25日
2008年
posted by 石丸 臣一 at 9:30 AM
「はじめまして、このページでは、私たち環境化学科の教員が、環境科学のいろいろなトピックスについて連載形式で簡単に解説 していきたいと思います。何か質問はありますか?」

「ハイ、先生。最近よく環境科学という言葉を聞くんですけど、環境科学っていったい何を学ぶ学問なんですか?



「そうだね。じゃあ、まず君は環境科学と聞いてどんなことを思い浮かべるのかな?」

「うーん、そうですねぇ。。。地球温暖化とか、オゾン層破壊、それに砂漠化っていうのも気になります。そういう環境問題について考える学問分野ってことかな・・・」

「うん、だいたい大まかに言えばそんなところかな。ただし、環境科学とは、 これらの環境問題の原因を探り、どうやってそれを解決していくかを積極的に考える学問分野なんだよ。その中には、環境汚染を引き起こさないような新しい化学材料の開発や、有害物質を無害化してくれる微生物の探求などの基礎的な技術開発や、それらの技術を組み合わせた新しい工業製品の開発や電力消費を押さえるシステムの開拓という応用技術分野、さらには地球規模での環境汚染を食い止めるための法整備や政策の立案、会社や個々人の倫理観の確立など政治学・社会学・法学・倫理学といった文系分野までを広く含んでるんだ。」

「え、政治や法学まで関係してくるんですか?漠然と技術開発分野の学問だと思ってたんですが、ずいぶん幅の広い分野なんですね。」

「そう、未来まで少なくとも現在の環境を維持して、これ以上の悪化をさせずに生きていける『持続的社会』の構築にはこれらのどの分野も外すことは出来ず、各分野がお互いに手を取り合って協力し合っていく必要があるんだ。単に技術革新を行なうだけでは国際的な高度に政治的な問題や会社の利益問題にまではなかなか立ち入れないからね。」

「なるほど。なかなか奥が深いですね。」

「ところで電機大学の環境化学科ではどんな研究をしてるんですか?」

「私たちの環境化学科では、現在特に化学・生物・物理の基本的な研究分野からの環境問題への取り組みを行なってるんだよ。またこれまでにない試みとして、微生物学、高分子化学、無機化学という異なる研究分野を融合した新しい研究テーマを今まさに立ち上げようとしているところなんだ。」

「へぇ、面白そうですね。僕もそういう研究をしてみたいです。」

「うん、環境化学科では3年生の終わりに研究室への配属が決まって、それから実際に自分の研究を始められるんだ。興味を持ってくれたのなら、君もぜひこの研究テーマに参加して欲しい。ぜひ頑張って欲しいね。」

「ハイ、頑張ります!」

さて、次回からはもう少し具体的なトピックスについていろいろお話ししていきたいと思います。

環境科学講座 第二回へ続く



  • 化学講座
  • 生物講座
  • 物理講座

タグ , , ,
カテゴリ 化学講座, 物理講座, 環境科学講座, 生物講座

本講座に関連する記事